1時間もかからずにさらっと読み終わってしまいましたが、とても面白いお話でした。
IT企業を経営していた岩佐氏が、震災をきっかけに、農業ビジネスを故郷の山元町ではじめる内容です。 読み物としてだけでなく、普段責任ある立場で事業を回している人にも面白く読める物語だと思います。
心に残った台詞が結構あったので、以下にまとめてみました。
- いいものを作るには、いいものを見ておく。これは鉄則だ。
- プロに話を聞きに行く前には、その人のことを徹底的に調べてから会いに行くのが最低限の礼儀。
- 最初から完璧を求めすぎない。「7割くらいの準備」を終えた段階でスタートするのがちょうど良い。
- うまくいかなくても、壁を乗り越えようと工夫を重ねること自体に意味がある。
- たとえ、お互いが罵り合ったとしても、コミュニケーションがないよりずっとまし。
- 既存のシステムをぶち壊すことは決してやってはいけない。自分たちで小さくても大成功のモデルをつくればいい。
- 実は経営は見た目も大事だ。
- 伊勢丹のバイヤーは徹底した顧客主義。最終的な判断は「お客様が何を求めているか」である。
- 可能性がないときに波はこない。
- 品質を担保するのはスピード。スピードをもって PDCAを素早く回すことが、むしろ高い品質に繋がる。
震災がきっかけで農業ビジネスにも手を出した岩佐氏ですが、何の事業をやってもうまくいくのではないでしょうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿