2015年1月16日金曜日

男の度量は屈辱の量で決まる。味わった屈辱が多いほど度量は大きくなる。『アリババの経営哲学』感想

張燕

ここ数年で最高のビジネス書です。いや、ビジネス書を超えています。哲学書です。

amazon、facebookを超える時価総額を叩きだしたアリババ。私はECサイトは基本amazonのみで、アリババを利用したことがないのですが、ジャック・マーの凄さは色々と耳にしていたので、本を見つけ、即購入しました。
この本には、心に沁みる言葉が沢山あります。ジャック・マーは、京セラの稲盛氏やソフトバンクの孫氏にも匹敵する人間力の高さを持っているのだと感動しました。
孫さんがジャック・マーの目を見て、即投資した理由も納得です。

男の度量

男の度量は屈辱の量で決まる。味わった屈辱が多いほど度量は大きくなるものだ。苦境は問題でない。重要なのは未来を見据え、プラス思考で自分を成長させることだ。

信念を疑うな。自分を疑え。

自分を疑うが、信念は疑わない。なぜなら、時に信念と自分は一致しないからだ。信念を成し遂げるためのやり方が正しいのか、戦略は間違っていないのかと、常に自分を疑い、自分を問いただしている。

成功とは

成功とはどれだけやったかでなく、何をやったかである。こつこつ努力しても、結局は平凡に終わるだけ。
成功者には2つの資質が備わっている。ひとつは、大胆で執着心が強いこと、もうひとつは市場に対し鋭敏な嗅覚をもっていること。

成功の定義は分からないが、何が敗北かは知っている。それは、諦めること。

何かをするのに、失敗か成功かは、飛び込んで試してみなければ分からない。だめだったら方向を変えればいい。

成功への道は、何よりも目標に集中することが求められる。一つのことに打ち込まなければ何も成し遂げることはできない。

理想を持った時に、一番大切なことは自分に約束をすることだ。かならずやり遂げてみせると自分に約束するのだ。

成功の「成」とは、自らを完成させること。成功の「功」とは世間に対し、功徳を積むこと。人は自らを完成させ、人を助けて初めて「成功した」と感じることができる。

人生で経験すべきこと

たくましさとは、苦難や無念、悔しさを経験して、はじめて分かる。
職責とは、他の人より勤勉に働き、努力し、理想を持つこと。

目標について

目標は人生の指針になる。初めに高い目標を立て、全力でそれを成し遂げたとき、最終的に目標に届かなかったとしても、得たものは、目先しか見ていなかった人間より多い。

情熱について

情熱は常に夢を伴う。情熱は貴重な資質であり、この資質のある人間は何をやっても優れた成果を残す。

人生について

人生はあなたが何を勉強したかでない。また、何を手に入れたかでもない。何を経験したかが重要。

感想とまとめ

絶対に読むべき本です。自分が何をやりたいのが、どこに進んでいるのか迷った時、僕は再びこの本を開くでしょう。
素晴らしいよ。ジャック・マー!

読書メモ : 読書日 : 2015/1/16 4/100冊目

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