2011年1月28日金曜日

Facebook Creditという仮想通貨 ~錬金術は銀行からエンジニアへ~

最近、FaceBookの動きが活発です。
今年は本格的にFacebook Creditを導入する計画らしく、個人的にとても注目しています。

お金の価値は、金額ではなく信頼性にあります。
5億人を超えるユーザーがいるFacebook Creditという仮想通貨の信頼性が高まれば、そこらへんの新興国の通貨より価値が出てくる可能性もあります。

今後は、各社のスマートフォンにNFCが対応していきます。それは、Facebook Creditとスマートフォンが連携し、現実の通貨として利用できる時代の到来を予感させます。
 
 日本では、FaceBookはあまり使われていないのが現状です。私もユーザ登録はしていますが、周囲の人が使ってないので、やはり利用頻度は低いです。
 しかし、これがFacebook Creditの導入により、コンビニやスーパーの決済で利用できるようになったら、話は別です。
 Facebook CreditがスマートフォンのNFCにより管理が可能となり、現実世界で利用できるようになれば、FaceBookはあっというまにSNSのNo1プラットフォームに躍り出るでしょう。
これは十分にありえる話です。セブンイ○ブンとか普通にやりそうですw。
 もしそういう動きが起これば、私はすぐにFaceBookのアプリを作ります。サービスの課金は当然Facebook Credit。財政破綻が予想される日本円は使いません。リスク分散としても申し分ないです。税金は…かかるのかな??この場合どう計算するのでしょうかね。

 そのうちに、日本円で三千万の家が、二千万FaceBook Creditで売り出されるような時代がくるのかもしれません。(私は法律には疎いのでこれが法に違反しているかどうかはわかりません)。そうなればちょっとした世界通貨ですね。paypalはお役ご免です。
 
上記の事柄が現実になった世界では、エンジニアの目指すキャリアの最終目標も変わってきます。これまでは作成したサービスを浸透させて、巨万のお金を「得る」のが普通でした。しかしこれからは、サービスを浸透させて、お金を「作る」という時代が到来です。

こうなれば現在の銀行による世界支配の時代を終わりにできるかもしれません。
銀行のビジネスモデルは、みなさんが既に理解している通り、お金を貸して利子や手数料を稼ぐというものです。
 これはものすごく洗練されたビジネスモデルです。
 利子は100万円を110万や、時には150万円へと増やします。しかも、元手の100万円は、お客から集めたお金です。
 つまり銀行とは、お客のお金をお客に貸し出し、利子や手数料で稼ぐというビジネスです。よくITを実態のない虚業といって批判する人がいますが、銀行に比べたら全然です。
 銀行は借金という負債を、人の金で生み出す究極の虚業です。

 色々とよくない話もあるFacebookですが、世の中を大きく変えてくれるんじゃないかという期待があります。
Facebook Creditのような仮想通貨が広まれば、私たちの働き方・企業のあり方も大きく変わるでしょう。特に、WEBは若い世代の利用が中心で、既得権だらけの老年層や政治家の理解が浅いというのは大きな利点です。彼らが理解できないうちに、世の中のルールを変更してしまうことが可能だからです。

新興国の急速な発展で世の中の構造が変わってきていますが、こういった場でも徐々に世の中は変わってきています。
「英語の社内公用語化は失敗する」「ほとんどの人は英語が必要ない」
とかいっている日本は平和というか暢気ですよね。
間違いなく、世界は新しい方向へと向かっています。

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