2014年3月12日水曜日

第五の権力---Googleには見えている未来 感想2

google CEOのシュミット氏の書いた本。
この本の中から「インターネットの国境化」をちょっと考察してみようと思います。

インターネットが世の中に絶対必要なインフラとなって久しいですが、インターネットで一番難しい問題は「何をどこまで開放する」かにつきます。

日本にいると実感はありませんが、ほとんどの国でフィルタリング(情報規制)はおこなわれています。
世界で最も有名なのは中国のフィルタリングですが、他にもトルコ、ドイツ、韓国、マレーシア等、国によって様々な形でフィルタリングが行われています。
フィルタリングには賛否ありますが、これはいたしかたない点もあり、日本でも小さい子供の両親がネット閲覧にフィルタリングをかけるのは責めるべきではないでしょう。

個人的には、日本でもそのうち規制はある程度入るようになるのではないかと思っています。
(とはいえ、英語と中国語ができると世界の大抵の情報は取れてしまいますが)

作中にcold war(冷戦)からcold war(コード戦争)とありますが、この傾向はますます高まっていくと思います。
インターネットの世界の進歩は驚く程早いです。世界中がよりお手軽に繋がるようになっているので、この傾向はますます強まっています。

インターネットに国境はないとはいいますが、扱える言語がなにかで取得出来る情報は結構限られてきます。
どの国でも自国民に触れられたくない、知られたくない情報というのはあると思うのですが、情報を遮断するというのは一つの手なのかなとは思います(他の国からだとわかっちゃうけど)。
本来はそういった情報は精査して、踊らされないことが重要なのですが、現実問題不可能です。

世界と綿密に繋がる必要はあるが、自国は自国で「何をどこまで開放する」かを決めなければいけない難しい時代が来た(これから来る)のだと思います。

この記事がお役にたちましたらシェアをお願いします

このエントリーをはてなブックマークに追加

0 件のコメント:

コメントを投稿

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...