2017年2月1日水曜日

2017年1月に読んだ本 その2 1/13 - 2/01日まで

  • 公開日:2017年02月01日

目的

ネットの情報がテレビ化してつまらなくなってきたので、2017年からは再び読書量を増やそうと思います。
読書記録のまとめです。

前回の記録はこちらです。

今年の読書数 : 現在 10冊(2017/01/01 - 2017/02/1)

世界システム論講義: ヨーロッパと近代世界

  • 開始 : 2017年01月13日 - 終了 : 2017年01月15日
  • 評価 : B

学んだ事柄

  • 圧倒的な経済力をもつヘゲモニー国家は、必ず自由貿易を主張する。17世紀オランダ、19世紀イギリス、20世紀アメリカ。なぜなら、ほかの国を圧倒できるから。そして、中心都市は世界一リベラルな場所になる。
  • 今日のアジアとヨーロッパの差を分けたのは、内向きか外向きかの違い。農業の生産性では、帝国内で完結していたアジアの方が高かった。ただ、内向きすぎて生産性を向上させるインセンティブが働かなかった。それが、時を経てヨーロッパの支配を許すことになった。

近代世界がどう作られてきたかを考察した本です。2001年に書かれた本ですが、生産から情報が世界システムの中核になる時、世界は変わらざるえないという結びが印象に残りました。確かに世界はこれから大きく変わっていくでしょう。

微分積分キャンパスゼミ

  • 開始:2017年01月08日 - 終了 : 2017年01月20日
  • 評価 : A
  • 2回目

技術ドキュメントを読むのに、もっと正確な微分積分の知識が必要だと感じたので手に取りました。1年ぶり2回目の読了。もうちょっと短いスパンで繰り返し読んだ方がいいと思いました。3回目もやる予定です。
マセマは本質が分からないと批判する人がいますが、数学を道具として使うエンジニアであれば十分役に立ちます。学習時間も短縮できますよ。

コンテナ物語

  • 開始:2017年01月15日 - 終了 : 2017年01月22日
  • 評価 : B

少し冗長な内容が目立ちますが良い本でした。グローバル化の原因はITでも移民でもないことがわかります。グローバル化は、資本主義のシステムの結果に過ぎません。トランプが大統領になろうが、移民が禁止されようが、世界が右寄りになろうが、左寄りになろうが何も変わらないでしょう。ビルゲイツがこの本を薦めるのも納得の内容です。

日本3.0 2020年の人生戦略

  • 開始:2017年01月27日 - 終了 : 2017年01月28日
  • 評価 : B

本の前半で作者のガラガラポン願望が強くてちょっと引きました。「こういう系の本なの?」と。しかし、徐々に意味ある内容になったので良かったです。

結論として、日本が豊かな国であり続けるには、大学、大学院レベルの高等教育の充実とイノベーション以外に解決方法がないってことです。
あとは、未読の面白そうな本がたくさん紹介されていたのが凄く良かったです。未来が気になる人は、目を通してみてはどうでしょう。

また、感想のツイートを作者の佐々木 紀彦氏がリツイートしてくれました。ありがとうございます。

高校数学でわかる半導体の原理―電子の動きを知って理解しよう

  • 開始:2017年01月22日 - 終了 : 2017年02月01日
  • 評価 : B

半導体の基礎が記述された本です。半導体に関わりがない職業に就いていても、この本の内容くらいは理解しておきましょう。理系のエンジニア職なら必ず目を通して欲しい内容です。現代科学に関わる人が常識で持つべき知識といっても過言ではありません。
読みやすい上に値段も安いので、手元に置いておきましょう。電子書籍で発売されているので、kindleで購入するのが良いでしょう。

まとめ

コンテナ物語は名著です。ちょっと長くて、中だるみしがちですが、一度は読んでおいたほうが良いと思います。

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