- 公開日:2017年02月12日
- 青色申告者向け
2月,3月は確定申告の時期です。
サラリーマンから自営業に転身した人は、サラリーマン時代と自営業の売り上げを合算した確定申告書を作成する必要があります。
しかし、自営業・フリーランスの初年度は税金の知識も経験もほとんどありません。なので、調べてもよくわからないのが現実でしょう。
そんなわけでこの記事では、
年度の途中でサラリーマンから自営業・フリーランスになった人が、サラリーマン時代の収入を確定申告で処理する方法
をまとめました。青色申告者向けです。
会計ソフト
確定申告書を作る場合、個人事業主なら会計ソフトにMFクラウドを使うのがおすすめです。
小規模や中規模の事業者でも利用できます。最初は無料版か一番安いプランで様子をみましょう。
簿記3級程度の知識があると、より使いやすいと思います。
仕分け作業は簿記2級くらいの知識があると良いと言われてますが、3級でもなんとかなります(調べて解決出来る最低限の知識です)。まあ、専門家ではないので、必要に応じて身につけていけば良いと思います。
また、MFクラウドを使うと全自動で色々な作業が可能になりますが、裏付けとなる知識は本や実務を通してざっくりで良いので理解しておきましょう。経営者は、最低限の税金の知識を持つべきです。
サラリーマンから自営業へ
サラリーマンから自営業になった人は、サラリーマン時代と自営業の売り上げを合算した確定申告書を作成する必要があります。確定申告書の作成には、以下のサイトが役に立ちます。
10-20分もあれば読めると思います。目を通しておきましょう。
以下の記事でも具体的に説明します。
源泉徴収票の取得方法
在籍していた会社に連絡して、「源泉徴収票の送付をお願いします」と頼みましょう。メールで良いと思います。
サラリーマン時代の源泉徴収票処理
例えば、前年の1-3月までサラリーマンをしていて、4月から自営業(もしくはフリー)で仕事をした場合は、収入を別々に仕分けする必要があります。
以下のように記入します。(* 会計ソフトはMFクラウドを利用しています。)
確定申告書 → 所得から差し引かれる金額を選択します。
まずは収入の処理をします。
源泉徴収票の【支払金額】を転記します。
[収入金額等]の[給与]欄に、源泉徴収票の【支払金額】の金額を入力します。
次に、支払済みの税金を処理します。
源泉徴収票の【社会保険料等の金額】を転記します。
[社会保険料控除欄]に
源泉徴収票のとおり
と入力して金額を転記します。
これだけです。
簡単ですね。素晴らしい!!
その他
源泉徴収票はコピーを取っておきましょう。
まとめ
税金処理は最初はとっつきにくいですが、慣れでできるようになります。なんてことはありません。経験を積むと色々なことがわかってきて、結果としてお金を稼ぐ能力も向上します。
焦らず、定期的に仕分け処理をする習慣を身につけましょう。そして確認をして、本を読んで、良い経営者へと成長してください。一見遠回りに見えますが、一番力がつく方法です。
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