2012年8月15日水曜日

WEBアプリやスマートフォンアプリを量産し思ふこと


ここ2,3年でWEB,スマホアプリを量産して思ったことの一つは、基本の理解と暗記の大切さです。

開発は時間に追われます。最初に引いたスケジュールとリリース日は第三者の「願望」であり、計画通りに進むことはまずありません。
仕様の追加や変更は当たり前、計画通りに進めるというよりは帳尻を合わせるといったほうが適切でしょう。プロジェクトは常に不安定です。

そんな忙しい日々が続くと、成果(アウトプット)とリリース日のみに気を取られ、自分の能力を高めることを忘れがちになります。
もちろんあなたが企業の従業員であるならアウトプットは最も重視しないといけません。
しかし同時に、「理解する」「暗記する」という作業は怠らないようにしないといけません。特に「暗記する」ことは大切です。

進捗に追われると今後につながる重要な調べ物を「理解した」だけで終わらせてしまうことが少なくありません。でも、「理解した」つもりでも人はすぐに忘れてしまいます
大切なことは「暗記」して血肉にしないといけません。「暗記」は「理解」のベースになります。できる人というのは「理解」と「暗記」のバランスが抜群なのです。

今のアプリ作成はフームワークとモジュールを組み合わせることが一般的です。
例えばログイン処理を実装する場合、railsではdeviseを利用するのが一般的です。
しかし、deviseを使わず自分でゼロから実装し、ログインの仕組みを理解し、処理の考え方を暗記することはとても大切です。
ログイン処理一つでも、CSRF,SQLインジェクション,メッセージダイジェストとソルトを利用したパスワード処理等を学べます。
基本の知識を身につけると、他の言語での開発はもちろん、その他の技術の理解にも役立ちます。

最近の技術の進歩と速度は素晴らしいです。
だからこそ、きちんとした基礎を積み上げることが理解を助け、良い成果を出すことに繋がります。
なので開発者は、少しの時間でよいので、基礎を勉強する時間を捻出すると良いと思います。

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