2012年5月18日金曜日

開発者視点から見るFacebook株祭り

FaceBookの株式上場を控え、マーケットが狂気に包まれています。
需要が供給をはるかに上回り、公募価格がガンガン上昇しています。
企業の時価総額は8兆3000億円になるとNHKの報道もありました。

私は株にはあまり興味がなく、インデックス投資を少々と、時々安い株を買っては中長期保存して2-3割上昇したら売却するくらいのことしかしていません。
だから断言はできません。しかし、これはちょっと異常な価格なのではないでしょうか。

もちろん、このFaceBook株祭りは、色々なサービスやアプリを開発している私から見るとうらやましい限りです。
この狂想曲は、FaceBookをそれだけ多くの人が使って価値をみいだしている結果ともいえるからです。
自分の作ったサービスが多くの人に使われるのは、本当にうれしいことです。酷評されれば落ち込むこともありますが、褒められ感謝されると、徹夜をも頑張れるパワーをもらえます。
エンジニアでもあるザッカーバーグ氏もきっとそうだと思います。

しかし、僕が異常だと思うのは、エンジニアとしてのザッカーバーグ氏ではなく、アントレプレナーとしてのザッカーバーグ氏です。
「価格は市場が決める」という言葉があります。
よく聞く言葉ですが、これは多分アントレプレナーとしての経験がある人は、一笑するでしょう。正しくは、

「価格はアントレプレナーと市場で決める」

です。

「価格は市場が決める」という言葉は雇われビジネスマンや消費者等にのみ当てはまります。
アントレプレナーは比較的自由な価格設定ができます。原価がうんちゃらとか、関係ないです。自分の納得できる価格で販売し、サービスを提供してビジネスを運営します。
僕はザッカーバーグ氏のビジネス手法について無知ですが、ザッカーバーグ氏は錬金術の天才でもあるということはわかります。
いくらFaceBookが優れたツールであっても、8兆3000億円という時価総額は異常すぎます。
ザッカーバーグ氏が、FaceBookを8兆3000億円という値段まで引き上げたというほうが正しいと思います。僕はいくらなんでもやりすぎだと思います。

これは断言しても良いですが、多くの人がこの評価額を理解出来ていないはずです。
もっともらしい説明を聞いて、「なるほど。そういわれればそうかもしれない、時代は変わったのだ。」と自分を思い込ませているのが本当のところでしょう。
しかし、その疑念は正しいのです。説明を受けてもほとんどの人が疑問を抱くような価格設定が正しいわけないでしょう。
逆に言うと、このサービスが無料で良いのか?と思うようなサービスがあるとすると、それは無料であることは正しくないのです。必ずしわよせがどこかにいきます。

しかし、市場にじゃぶじゃぶと溢れているお金を回すのにこれほど適した企業は他にないのも確かです。
世界中の人が集まる場を提供してるわけですから。ここでのサービスの立ち上げの成功は巨万の富を生むでしょう。

せっかくだから、僕もfacebookのアプリを手がけてみましょうかねw
ジンガのように大成功するかもしれませんしね。

さて、これくらいで久しぶりの雑談を終了にしましょう。
書きたいネタがたまっているので、ちょこちょこ書いていきたいと思います。

でわ。

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