2010年5月23日日曜日

日本人総経済評論時代がきていることについて その3

今回は、今後の世界で経済が発展して景気が回復しても、庶民は景気回復の実感を得られない世界がきているということについての考えを述べたいと思います。

なぜ、今後の世界では、ほとんどの庶民は景気回復の実感を得られないか。
それは、人材の二極化、つまり個の時代が本格的に到来するからです。

個の時代では、これまでの常識が通用しなくなると思います。
もうすでにその兆候は表れています。
これまでは、企業が消費者に向けて製品を作成し、一方的にメッセージを発して消費者が利用するという形態が成り立っていました。
しかし、これからは企業と消費者が直で話し合い、製品を作りあげていくことになるでしょう。そして、そのツールとして、今はソーシャルメディアが使用されています。
今後、個の時代を迎える有効なツールとしては、

Blog
Twitter
UStream
Skype
Youtube
FaceBook
クラウドサーバー

等が現在ではあげられると思います。
他にも様々なコミュニケーションツールが作成されていき、
今後はより個の力が強まっていくはずです。
そして、多くのスモールビジネスがたちあがり、一部の個人・少数グループが一企業に匹敵する富を得ることが可能になります。
 逆に、これまでに企業が独占していた仕事は個人に奪われます。
当然、個の時代に参加できない人達は、仕事の減った企業の中でさらに仕事を奪い合うことになります。収入などあがるはずがありません。むしろ大多数の人の給料は下がり続けます。

そして、たちが悪いことに、景気の指標を示すGDPはあがるでしょう。
世界に影響を与えるような個人・少数グループが数多く現れ、GDPを押し上げることが想像できるからです。なので、政府は景気は着実に良くなっていると発表します。
しかし、大多数の人は実感することができません。むしろ、下がっていると感じることになるでしょう。「実感なき景気回復」というやつです。
そして、今より多くの人が複雑な経済論を語り、政策を提言していくことになるでしょう。
これは、世界がある程度フラット化するまで繰り返される可能性が高いです。
私の予想ではあと20年後、つまり2030年くらいになって、ようやく現実を認識しはじめるようになると思います。

上記が、私が庶民が景気回復の実感を得られない世界がきていると思う理由です。
次回は、今後の日本が進むべき道を考察してみたいと思います。

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