2016年12月24日土曜日

【Rails5.0.1】 rails5.0.0.1からrails5.0.1にアップグレードする

記事概要

rails5.0.0.1からrails5.0.1にアップグレードした時の方法をまとめた記事です。

環境

  • centos6.5
  • rails5.0.0.1 → rails5.0.1
  • ruby2.3.0
  • rbenv
  • unicorn
  • whenever

工数

全ての修正を含めて1hで完了しました。

作業内容

rails5.0.0.1からrails5.0.1のアップグレードでは、以下の作業を行いました。

  • rails5.0.1へアップデート
  • Rspecの実行

移行用のbranchの作成

gitでrails5.0.1移行用の機能ブランチを作成します。

terminal

cd {project_folder}
git branch feature-rails5.0.1

checkoutでブランチを切り替えます。

terminal

git checkout feature-rails5.0.1

準備完了です。

Gemfile修正

まずGemfileを修正します。

{project_folder}/Gemfile

# Bundle edge Rails instead: gem 'rails', github: 'rails/rails'
gem 'rails', '5.0.0.1'

↓

# Bundle edge Rails instead: gem 'rails', github: 'rails/rails'
gem 'rails', '5.0.1'

gem 'rails', '5.0.1'に修正し、updateします。

terminal

// update
bundle update 

bundle updateは、全ての依存関係をインストール・ダウンロードし直すことができます。

念のために影響がありそうなgemのupdateはテキストに記録しておきましょう。

terminal

Installing rake 12.0.0 (was 11.2.2)
Installing arel 7.1.4 (was 7.1.1)
Installing sprockets 3.7.1 (was 3.7.0)
Bundle updated!

今回は変更が少ないですね。
フレームワークとして枯れてきた証拠です。

すべてのgemの更新に成功したら、updateの準備は完了です。

Upgrade to Rails 5.0.1

Gemファイルの導入が完了したら、rails app:updateで設定ファイルを更新します。

terminal

bundle exec rails app:update

ファイル更新の有無を聞かれるので、更新が必要なファイルのみ変更します。
私の環境では以下のようにしました。

  • config/initializers/new_framework_defaults.rb → 更新する
  • config/routes.rb → 更新しない
  • config/application.rb → 更新する
  • config/environment.rb → 更新する
  • secrets.yml → 更新しない
  • config/environments/development.rb → 更新しない
  • config/environments/production.rb → 更新しない
  • config/environments/test.rb → 更新しない
  • config/initializers/assets.rb → 更新しない
  • config/initializers/cookies_serializer.rb → 更新しない
  • config/initializers/wrap_parameters.rb → 更新しない
  • config/locales/en.yml → 更新しない

変更後は、diffで変更部分を確認しましょう。5.0.0.1からの更新の場合は、特に変更はないはずです。

最後にデグレテストとしてRspecを実行します。

terminal

bundle exec rspec

Finished in 2 minutes 0.5 seconds (files took 6.98 seconds to load)
219 examples, 0 failures

私の環境では、テストに問題はありませんでした。
今回はrailsアップデート時に発生する警告もありませんでした。毎回きちんとupdateをしていれば、今回は大きな変更はないはずです。

Rails5.0.1起動

テスト実行後は、アプリを起動します。

terminal

rbenv exec bundle exec rails s -b 0.0.0.0
=> Booting WEBrick
=> Rails 5.0.1 application starting in development on http://0.0.0.0:3000
=> Run `rails server -h` for more startup options
[2016-12-24 04:26:05] INFO  WEBrick 1.3.1
[2016-12-24 04:26:05] INFO  ruby 2.3.0 (2015-12-25) [x86_64-linux]
[2016-12-24 04:26:05] INFO  WEBrick::HTTPServer#start: pid=23502 port=3000

コンソールにRails 5.0.1 applicationが表示され、画面が表示されれば成功です。

あとはWEBを動かしながら動作を確認しましょう。

確認後は、masterにmergeして完了です。

まとめ

Rails5.0.0.1からRails5.0.1のアップデートは、簡単にアップデートできます。
もうすぐrubyのバージョンも2.4になるので、両方共に対処しておきましょう。

また、Railsのフレームワークは枯れてきて随分と落ち着きました。Ruby好きで新しい技術を習得していきながらWEBサービスを開発したいなら、Go言語 がオススメです。pythonとgoが今後、使う頻度が高くなる言語になる気がします。

以上です。

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