2010年5月12日水曜日

日本人総経済評論時代がきていることについて その1

最近、様々なお気に入りのブログを回っていて少し気になっていることがあります。
それは、やたらと経済について語る人の数が増えてきているということです。
これは長く続いている不況が原因でしょう。マルクスやハイエク等の経済学が取り上げられ、様々な政策提言が素人によってされています。
しかし、個人的には、経済や政策の視点から世の中を見るのは間違っていると思います。
でも、ネタとしては面白いので、この流れに私ものっかってみようと思います。
人気ブログのコメント欄を読むと、色々な意見や策が提示されていますが、自分が読んだところ、おおまかな意見は大きく二つに分類されています。

ひとつは、「今の不況は供給が需要を上回っているのが原因なので、国債を刷って政府が仕事を作るべきだ。借金は問題ない。」
という意見です。

もう一つは、「足りない税収をあげるために、企業がもっと金を稼げるようにするべきだ。法人税を下げろ、消費税をあげろ。」
という意見です。

イメージとしては、前者は今の民主党政権、後者は過去に行われた小泉政権での政策のことでしょう。
正直、自分はどちらの意見もピンときません。特に前者の意見は問題外であるとしか思えません。
この意見を主張する人達は、BS(バランスシート)不況だとか、日本国債は海外の債権保有率が低いから国債をいくら刷っても大丈夫と言っています。
はっきりいって、「何をいってるんだお前は」と言いたいです。
供給が需要を上回っているのなら、需要に供給を合わせればいいでしょう。そして、需要が増えたら、供給も増やせばいい。(BS)バランスシートとか、経済学なんて視点から物事を判断するから正常な判断が下せなくなるのです。供給=需要が一番分かりやすい。
単純に考えれば、「お金がないなら刷ればいいじゃない」なんて、幼稚園児のままごとでも発言しないと思います。
需要がないから失業者が増えるという意見が多いのですが、そもそもこれからの時代、勤労する必要がある人は限られてくる時代に移行するはずです。その意見はまた後で述べます。

後者の意見は、金が足りないから稼ごうという発想です。これは前者よりは良いです。個人的な嗜好として、前向きな意見は嫌いではありません。
しかし、日本が法人税を下げて不況からの脱出に成功したとしても、他の国も同様にまねするだけでしょう。そして、最終的にはどの国も同じような税率になります。結局は人材の勝負となり、今の日本では勝てないでしょう。

こう発言すると、ではお前はどんな意見なら納得できるのかと思う方もいるでしょう。
長くなったので、その意見は次の更新でお話します。

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