2013年6月21日金曜日

生産性だけを向上させても意味が無い

生産性をあげろ。

効率化を進めよう。

世界中の経営者や政治家達がこの言葉を標榜し、多くの労働者達はそれにこたえようと日々奮闘しています。

また、生産性の向上こそが日本復活の鍵だと強弁する評論家も大勢います。

しかし、本当に生産性と効率をあげると日本は復活し、労働者達は幸せになれるのでしょうか。
残念ながらこれまでの僕の経験では、生産性を向上させても労働者の負荷は減らないし、幸せになるケースも少ないようです。

逆に仕事の量と負担が増大し、鬱になってビジネスから退場するというケースのほうが多いように思えます。

僕も職業上、生産性は非常に気にするタイプです。
エンジニアの仕事の中でも、特にプログラミングの実装は人によって大きな差が出ます。
フレームワークや言語の習熟度によっては100倍くらいの生産性の差が生まれます。

だから生産性を高める努力をするなとは言いません。自分でなんとかできる範囲でちょっとずつ高めていくべきです。

ただ、多くの仕事量をかかえ、それを生産性や残業という手段で回避しようとするのは間違っています。 そういう考えを抱いているなら、今すぐそういった考え方は捨ててください。

生産性の向上や残業でこなせる仕事量を増やそうとする経営者やリーダーは間違いなく無能です。 もしあなたがそういった会社に在籍しているのなら、辞めたほうが良いです。

ずっとサラリーマンエンジニアとして仕事をしていた時には気づかなかったのですが、 生産性を向上させるより、アイディアをビジネスという形にするほうがずっとお金を稼げます。

これからの社会では世界と競争しないといけないのは事実です。
しかし、競争では勝てない、不毛だとわかったら方向転換する勇気をもつのも必要です。
今の時代は本当にちょっとしたことでもお金が稼げる時代です。
これは実際の経験と訓練で誰でも身につけることができます。
逆に、生産性を高めて会社に貢献しても身につけることはできません。

最近本屋にいくと、「できるビジネスマン」になるための本をたくさん見かけます。
しかし、最近僕が気づいたのは「できるビジネスマン」でなくても、 「できるビジネスマン」よりお金を稼いだり、幸せを掴むことは容易だということです。

最近はますます燃え尽き症候群や鬱になる人が増えているようです。
ブラック企業の話題もつきません。
もし「何かおかしい」と感じたときは、働き方を変えてみる時なのかもしれません。

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