2011年2月14日月曜日

Android,iphone スマートフォンのビジネスモデル

Androidとiphoneの普及により、日本でもスマートフォンの普及が広がっています。
そして、ユーザ数の増加に比例して、スマートフォンをプラットフォームに据えたビジネスに取り組む企業や人が増えてきています。

しかし、気になることもあります。
その殆どが「日本のみをターゲット」にしたビジネスモデルなのです。
そして安定して利益を出している仕組みは、ほとんどが「月額課金」のモデルです。
ソーシャルゲーム、携帯アプリ。最近ではブログで有名になった人のメルマガの発行が目立ちます。

月額課金の強みは、デッドユーザが存在することです。つまり、すでにサービスを利用していないのにお金を払い続けている人が一定以上存在することです。

私は別にこのビジネスモデルを批判する気はありません。新聞購読、NHK料金、携帯料金、全て同じ仕組みです。貨幣社会の現在では、お金が継続的に流れる仕組みは絶対に必要です。お金の流れが止まれば、社会が停滞してしまいます。
私が気になるのは前者。つまり、「日本のみをターゲット」にしたビジネスモデルです。

不況とはいえ、日本にはまだまだ大量のお金が溢れています。
一億人を超える日本語のみのマーケットは十分に大きく、海外でのビジネス展開は考えにくいのが現状です。
ですが、これは小さなパイの潰しあいで、これ以上の市場の成長が見込めません。
日本のIT技術者の待遇が悪いのは、日本の労働システムの問題もありますが、生産性の悪さと、市場が広がらないことにも原因があると思います。
車産業と同じように、ITビジネスも海外を見据えたビジネスに転換していくべきですし、スマートフォンの普及はちょうどいい機会だと思います。
とはいえ、現在の日本のIT企業に海外展開を望むのは無茶でしょう。特に大手ではまず不可能。かといって、メディアも保守的で期待できません。アルファブロガー達も完全に日本市場メインです。
やはり海外市場への進出は、技術力の高い個人やベンチャーが少しずつ市場を切り開いていくしかないと思います。

今後私は、海外展開を含めたビジネスモデルもいくつか試していきたいと考えています。
今はクラウド化が進み、ほぼ無料で、サラリーマンをやりながら誰でもビジネスを展開できる世の中です。
それなりの技術レベルがあれば、いつでも開始できるでしょう。
我々技術者は、もうちょっと貪欲に海外にちょっかいをだしていくべきだと考えています。

そんな感じの現状報告でした。

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